古代文明は発祥時から
それぞれに宇宙論をもち、洗練化しているが、なかでも、古代バビロニアの中心であるシュメールの伝統は、マルドゥクという神を中心とした神話的宇宙生成論ばかりでなく、克明な天体観測と数学的手法の開発によって、ギリシアに影響を与えたという点で重要視されている。
ギリシアでの宇宙構造論は、後述のように精緻を極めたもので、天体現象の記述にもみごとな成果をあげたが、ユダヤ・キリスト教においてきわめて特徴的な、始点と終点を明確に定めた宇宙的な時間像と、コスモスとしてのギリシア的な空間構造論とがアマルガム化したところに西欧的宇宙観の形成がある。
というのも、他のほとんどの文化圏において、宇宙論的時間はつねに回帰的かつ円環的な構造をもつからである。
ギリシアでの宇宙構造論は、後述のように精緻を極めたもので、天体現象の記述にもみごとな成果をあげたが、ユダヤ・キリスト教においてきわめて特徴的な、始点と終点を明確に定めた宇宙的な時間像と、コスモスとしてのギリシア的な空間構造論とがアマルガム化したところに西欧的宇宙観の形成がある。
というのも、他のほとんどの文化圏において、宇宙論的時間はつねに回帰的かつ円環的な構造をもつからである。
update:2010年03月06日
